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反落。ガソリン価格高や軟調な住宅市場に対する懸念に加え、午後に公表された連邦公
開市場委員会(FOMC)議事録で一段の利上げの可能性が示されたことが重しとなった。
シティグループ(C.N: 株価, 企業情報 , レポート)の経営再建策が、低迷する株価を押し上げるに十分な材料ではない
との不安が、ダウ工業株30種を圧迫した。ダウ平均は9日ぶりに反落、シティグループ
は1.2%安。
FOMC議事録で、経済成長の減速と、コアインフレが低下することへの不透明性の両
方のリスクが指摘されたことを受け、相場は午後に大きく下げた。
インテグレ・アドバイザーズのマネジング・ディレクター、エマニュエル・ワイントラ
ーブ氏は「相場は年初から次の動きは利下げとみていたが、いまは誰にも分からなくなっ
た」と指摘。「きょうのFOMC議事録は良くなかった。途方に暮れているという感じだ
。現時点では、最良のシナリオがインフレ環境で、最悪のシナリオはスタグフレーション
環境といえる」と述べた。
ダウ平均は3月28日以来最大の下げ率を記録した。前日までは8日続伸しており、続
伸の期間は過去4年間で最長となっていた。
シティグループは、総従業員の約5%にあたる1万7000人の人員削減に踏み切るこ
とを明らかにした。ここ数週間にわたってシティの経営再建策は予想されていたため、シ
ティの株価は3月中旬以来7.5%上昇していた。
S&P金融指数<.GSPF>は0.8%安。
この他の金融株や住宅関連株も下げた。全米リアルター協会(NAR)が、貸出基準の
引き締めは住宅市場の回復を遅らせるとの見方を示したことや、米抵当銀行協会(MBA)
が発表した米週間住宅ローン申請指数が4週連続で低下したことがなどが背景。
ダウ・ジョーンズ米住宅建設指数<.DJUSHB>は約2%安。
国際通貨基金(IMF)はこの日、住宅市場の落ち込みは、米経済成長の減速を招くだ
ろうが、リセッション(景気後退)は引き起こさないとの見方を示した。IMFは200
7年の米経済成長率見通しを昨年9月時点の2.9%から2.2%に下方修正した
http://today.reuters.co.jp/investing/financeArticle.aspx?type=marketsNews&storyID=2007-04-11T221319Z_01_nTK3126947_RTRJONT_0_MnTK3126947-1.xml