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 [東京 22日 ロイター] マツダ(7261.T: 株価ニュース , レポート)は22日、2010年度の連結営業利益2000億円以上を目指すとした07―10年度の中期経営計画を発表した。06年度見通しでは連結営業利益は1580億円。連結営業利益率の目標は6%とした。販売台数の増加とコスト削減を進めることで目標達成を図る。

 

 2010年度の世界小売台数は160万台以上(06年度計画は117万台)を目指すとした。中国では、販売台数を06年度見通しの13万5000台から30万台に2倍超拡大させるほか、米欧でそれぞれ同10―20%程度の増加を見込む。中国では、2010年までに販売店数を現在の104店から約300店に3倍増にする。欧州でも、主要都市圏での出店を増やす方針。日本では、販売網が手薄だった首都圏を中心に出店を増やし、台数の維持を目指す。

 

 <海外増産の具体的計画は盛り込まず>

 

 生産計画では、国内の定時生産能力を06年度の89万8000台から07年度に99万6000台に拡大させるとしたが、海外生産については具体的な計画を盛り込まなかった。燃費に優れる小型車の人気が世界的に高まっており、マツダは輸出台数を伸ばしている。このため、為替変動が中長期的なリスク要因となりかねないとして、海外生産体制をどのように充実させるかが市場で注目されていた。

 

 会見した井巻久一社長は、為替変動に対するヘッジの必要性を認識していると説明して、北米や欧州での工場建設も検討課題としながら「販売や開発、マツダの規模、部品会社からの協力などを考慮する必要がある」と述べ、現時点で具体的な計画はないとした。ただし、ロバート・ジェイ・グラツィアノ副社長は、米フォード・モーター(F.N: 株価企業情報 , レポート)とともにタイ政府と増産について協議を進めていることを明らかにし、江川恵司常務執行役員は会見後、記者団に対し、タイでの増産分の一部を欧州などへの輸出に振り向けることも視野に入れていると説明した。

 

 <ハイブリッド、ディーゼル車の投入は2010年以降>

 

 研究開発費については、今後4年間で前同期間比30%増にするほか、設備投資は同50%増にするとした。既存商品の開発以外にも、次世代商品のために新型エンジンや車台などの先行技術開発を進める。開発段階から車種間で共通の構造部分を拡大することで、生産・調達時の規模の経済を追求しコスト競争力を高める方針。商品計画としては、水素ロータリーハイブリッド車のリースを08年度から開始する。2010年代初頭には、ピストンエンジンのハイブリッド車と、日米の排ガス規制に適合したディーゼル車を発売するとした。

 

 クレディ・スイス証券の遠藤功治アナリストは、マツダの中計について「若干意欲的な(販売)目標となったが、ほぼ予想通り」と評価。海外生産の拡充については、タイ工場の検討が進んでいることなどから「2011年度以降に(増産計画を)盛り込んでくるのだろう」と次々期中計への期待感を示した。円高懸念で大きく下げたマツダの株価については「(800円を超えていた)直近の高値までは戻らないかもしれないが、まだ株価の戻りは続くのではないか」と語った。マツダの22日終値は、前営業日比23円高の660円となっている。
http://today.reuters.co.jp/investing/financeArticle.aspx?type=marketsNews&storyID=2007-03-22T115158Z_01_nTK3109782_RTRJONT_0_CnTK3109782-1.xml

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