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7000円台を回復した。ドル/円が117円台へと円安に振れ、ハイテク株を中心にセ
ンチメントが改善し、先物高もあって日経平均は200円以上の上昇となり、心理的な上
値のフシを突破した。中国の利上げで懸念されていた中国株が切り返したことも、東京市
場の買い安心感につながった。
東証1部の騰落数は、値上がり1015銘柄に対し、値下がり582銘柄だった。
日経平均は小安くスタートしたものの、間もなく堅調に転じた。取引時間中にドルが
117円台に乗せるドル高/円安となったことがハイテク株を中心に東京市場の支援材料
になった。「大幅増配が引き続き好感されている東芝(6502.T: 株価, ニュース , レポート)を中心に、出遅れ感のある
ハイテク株が物色された。東芝には原発関連の切り口もあり、新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース , レポート)が一服
するなかで三菱重工業(7011.T: 株価, ニュース , レポート)とともに大型株物色を支えている」(ネット証券)との声
が上がった。
また、中国株が切り返したことも、東京市場のサポートになった。中国株は世界的な株
安連鎖の震源地になっただけに、中国の利上げを受けた動向が懸念されていたが、上海総
合株価指数<.SSEC>は安寄りしたあとは買い戻しが先行し、東京市場には安心感が広がっ
た。
こうしたムードのなかで先物への買いが強まり現物株を押し上げたこともあって、日経
平均は終値で3月13日以来の1万7000円台を回復。上値の「マド」を埋めにかかっ
た。
市場関係者の間では、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の関心事。この
ところの米経済指標に景気の弱さを示すものが目立つことに加え、サブプライムモーゲー
ジ(信用度の低い借り手への住宅融資)問題もあって市場では米利下げ期待が根強い。し
かし、米CPIなどの物価統計が上振れ気味なことが利下げ期待の高まりを抑えており、
米当局の判断が注目を集めている。市場では「FOMCのステートメントが景気重視のス
タンスを強めれば利下げ期待が高まり、日米市場の安定につながる」(投信)と期待する
声が上がっている。
個別銘柄では、東芝などハイテク株が全般に堅調。一方、三菱UFJフィナンシャル・
グループ(8306.T: 株価, ニュース , レポート)など大手銀行株にさえないものが目立つ。
三菱重工業が買われた。ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース , レポート)が堅調。三菱地所(8802.T: 株価, ニュース , レポート)がしっかり。
新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース , レポート)は小安い。富士通(6702.T: 株価, ニュース , レポート)が軟調。富山化学工業(4518.T: 株価, ニュース , レポート)が売られた
http://today.reuters.co.jp/investing/financeArticle.aspx?type=marketsNews&storyID=2007-03-19T062354Z_01_nTK3106980_RTRJONT_0_MnTK3106980-2.xml